情報伝達の質と量
私はSEとして働いているのですが、
1日を通して様々な形でコミュニケーションをとる機会があります。
チャットやメールがメインで、
他にはオンライン会議やたまに対面でコミュニケーションをとっています。
そんな中で思うのは、正確に情報を相手に伝えること、
または正確に情報を受け取ることは、情報伝達の質を高めるだけは難しいという事です。
ロジカルシンキングや、話し方の技術などで、
情報伝達技能を高めることはできますが、
いくら伝える側が工夫したとしても、受け手に伝わらなかったり、
誤解を招くことは防げないと思っています。
自分と他者では、前提として持っている知識も異なるし、
物事の理解の仕方も人それぞれなので、より伝わりやすいように工夫することはできても、理解の齟齬が生じる可能性を0にすることは不可能です。
なので、自分の情報伝達方法の質が高ければ、
必ず伝わるといった傲慢な考えは捨てるべきだと思います。
相手に「伝わらない可能性」を常に考慮して、
重要な事であれば、何度も伝えたり、別の角度から説明したりと、
質だけでなく量もこなしていく必要があると思います。
細かく、正確に伝えても、相手が理解してくれない場合、
相手のせいにしたくなってしまいます。
なんで理解してくれないんだろうとイラついたり、
相手の理解能力のせいだと考えたりしますが、
相手のせいにしても問題は解決しません。
情報伝達は容易ではないという前提のもと、
質を高めるのは大前提とし、「量もぬかりなく」が大事かなと思います。
とはいえ、コミュニケーション量を増やすのは、
一般的には受けが良くないと思います。
まめなコミュニケーションは相手の時間を奪うためです。
なので量で攻める場合は、重要度に応じて程度をわきまえる必要もあるので、
塩梅を見極めるのが難しいなと感じます。